■箱庭療法とは

心の深層にある感情や記憶を箱の中に表現することで、心の様子や抱えている状況を客観視し、問題の受入れ、緩和、改善を促していく心理療法です。

枯山水や盆栽などに代表される囲われたスペースに自分の内面(世界観)を表現するもので、内面を大切にする日本人の感性に合った療法といわれています。

 

◉箱庭療法は、1900年代にヨーロッパで発達した心理学を元にした心理療法、芸術療法の1つです。

河合隼雄氏(元京都大学名誉教授  日本の分析心理学普及に貢献)がユング研究所に留学中に箱庭と出会い、箱庭のもつ有効性を感じ日本に持ち帰る。その後心理学部をもつ大学や、精神科病院、子供の発達相談などにおいて箱庭が用いられ、効果的な心理療法として確立しています。

最近では、統合医療のひとつとして、児童相談所、学校の相談室、心療内科のカウンセリングルーム、産婦人科、終末期医療病棟、高齢者施設などさまざまな場面で活用されています。

 参考:『箱庭療法入門』河合隼雄 著

 

■箱庭療法の進め方

まず、現在問題だと感じている状況についてお聞きしていきます。

そのあとに、砂の入った木箱の中に「オブジェクト」とばれるおもちゃを使いながら、砂を掘って川や海を作ったり、街を作ったりしていきます。自分のイメージと、箱の中の世界とがピタッと重なり合うところまで楽しみながら進めます。

完成したあとは、いくつか質問をしますので感じたままを言葉にしてみてください。

現代心理学とヨガの伝統的な知恵をつかい箱庭に表現された様子と現状とを重ね合わせることで、問題点の原因を読み取りながら、困難と感じる状況を改善する方法を一緒に探していきます。

 

ストレスや慢性的な疲れ、生きにくさを感じる方や、自分の可能性を見つめたい時、友人や家族、職場でのコミュニケーションの不具合、パニック症、過呼吸、摂食障害、対面恐怖症、不登校の方など、さまざまな状況を一緒に客観視しながら改善していきます。

楽しみながら、過去、現在、未来を見つめてみましょう。きっと自分だけの答えが見つかります。

 

■箱庭療法、描画療法料金

◎現在受付はしておりません。

再開する場合はこのページでお知らせいたします。



120分 10000円(カウンセリング含む)

丁寧にお話を聞きしながら進めます

 

お時間に余裕をみてご予約ください

◎内容はすべて守秘義務により守られています

◎通常はカウンセリングの中で提案しています

 

お気軽にお問い合わせください。